人気ブログランキング |

たまにはブログもいいもんだ

goi51.exblog.jp
ブログトップ

<   2014年 05月 ( 6 )   > この月の画像一覧


2014年 05月 29日

進む新国立競技場計画

新国立競技場の基本設計が有識者会議で承認を得たという報道がありました。周囲の景観に配慮して高さを75mから70mに変更したようです。一般ビルで言えば19階建てから18階建てへの変更であり、単に配慮したというポーズにすぎない気がします。
日本建築家協会が都知事、文科大臣、日本スポーツ振興センターに対して現国立競技場の解体延期を要望したと建築専門誌が伝えています。「現計画の様々な問題点が明らかになり、改修代替案も示されている中で解体工事が着工されることが危惧され、発注者として本来のクライアントである国民に分かりやすく説明してほしい」との要望はもっともであると思いますが、どこ吹く風で計画がすすめられるのでしょう。

一般紙に掲載されたザハ・ハディドの新国立競技場のイメージは、あの地域に相応しいとはとても私には思われません。1964年の東京オリンピックの代々木屋内競技場は時代性を見据えたやはり素晴らしい建築であると思います。丹下健三氏の才覚をいかんなく発揮しているあの作品に比べると、時代と共に技術は進んだかもしれませんが、到底追いつけない質の差を感じます。

違った答えがあることは建築家の多くは気が付いているはずですが、世論を動かす迄に至っていないのは本当に残念です。

by goi-51 | 2014-05-29 10:34
2014年 05月 28日

街の景観

先日寺町にある日蓮宗のお寺の改修打ち合わせを行いました。歴史的には400年以上の歴史を持つ寺院です。その折りに住職さんが「昔この辺のお寺は全て赤がわらだったのですよ」と話されました。黒がわらの街並みが絶賛される金沢が実は明治時代は赤がわらの街並み?と不思議な感覚にとらわれました。明治時代には明治の金沢の色があったということになると、現在の金沢の色はその後100年以上の年月を重ね変わってきたことになります。そういう風に考えると、今金沢に独特といわれる黒い甍の風景も時代と共に変遷して今に至っているので、何が何でも守っていかなければならない色というのは制限されるべきだとも思います。

街の景観とはかわりゆく時代の価値観が創っていくものだと認識を新たにしました。

by goi-51 | 2014-05-28 09:11
2014年 05月 25日

金沢の街づくり

最近外国人の姿を金沢の市内でよく見かけます。またたまに東山茶屋街界隈を散策すると、観光客の多さにびっくりします。山出前市長の施策が多いに今の金沢に貢献していると思います。しかし、茶屋街は地元資本のお菓子屋さんと泊屋さんに乗っ取られてしまった様な印象を受けます。観光がメインになってしまった今の茶屋街は金沢の街づくりにとって本当に良かったのか?と疑問を感じています。山出さんにお会いした折りにその事を話ししますと、「あそこはもうダメや」と即座に答えが返って来ました。住民本位の街づくりに力を尽くしてきた前市長にとっても今の茶屋街は、決して住民本位とは言えないと感じているに違いありません。
さらに「観光はきらいや」とも仰っていました。私も観光というのは結果であって、そのこと自体が街づくりの目的であってはならないと思っています。失礼かもしれませんが、高山や倉敷のような街に金沢はなってほしくありません。

ある街づくりの構想を述べると、「本物を創りなさい」というアドバイス頂きました。金沢は本物で勝負していくーこのことが、金沢の独自性を生み出す唯一の道だと思います。

by goi-51 | 2014-05-25 14:03
2014年 05月 24日

伝統とは?

石川県建築士事務所協会の年次総会にあわせて前金沢市長山出保さんに来て頂き、「まちづくりあれこれ」と題して講演を頂きました。山出さんが講演で引用された伝統や景観に対する識者の言葉には深い共鳴を覚えました。

例えば大岡信さんの「伝統というものは極端に言えば創意のつながりである」、柳宗理さんの「伝統は創造のためにある。伝統と創造をもたないデザインはあり得ない。本当のデザインは流行と戦うことである」。この二つの言葉には「伝統」に対する共通した考えがあると思います。山出さんも述べられたのですが、「伝統」というのは単なる「伝承」や「踏襲」あるいは「模倣」とは全く違うということです。連綿と流れる伝統には新しい付加された創意が必要であり、長い年月を経てそういった創意が相まって新しい伝統が築かれるという考え方には全く共感しました。また、谷口吉郎さんの「美しい建物をつくることも大事だが、それ以上に大事なことは美しい景観を創ることである」。芦原義信さんの「景観に対する配慮は都市生活に対してのマナーである」といった言葉の中に景観の重要性を見いだすことが出来ます。

金沢で建築設計を生業にしている以上「伝統」に対峙していかなくてはなりません。より深く、街を考える機会を山出さんに頂いた気がします。

by goi-51 | 2014-05-24 16:19
2014年 05月 22日

伊藤豊雄さんに期待する

先日建築家の伊藤豊雄さんが新国立競技場の改修プランを発表しました。現国立競技場を活かしながら仮設スタンドを設け8万人規模の収容を確保するという内容だそうです。伊藤さんは今回の本プロポーザルにも参加しており、こういった形で別案を提示するには批判を覚悟した上での決断だったろうと思います。私はその勇気を評価したいと思っています。

サッカーワールドカップの選抜選手発表と重なったせいなのか、あるいは社会があまりこのことを深く考えていないせいなのか分かりませんが、総じてマスコミの報道の仕方は低調だったと思います。詳細をわたしも知りたいのですが、情報を得ることが出来ない状況です。多分建築専門誌の次号ぐらいでやっと紹介されるぐらいでしょう。この施設には今後の日本が歩むべき方向性がしっかりと示されるものでないといけないと思っています。あの場所であの規模のあのデザインで果たしていいのか?オリンピック後の維持費用を考えたとき、次世代につけを廻さないという命題にきちんと応えられるのか?

伊藤さんの案に期待しています。

by goi-51 | 2014-05-22 08:23
2014年 05月 21日

遠藤への期待

地元出身力士遠藤の活躍が話題を呼んでいます。しかし横綱鶴竜には見事に勝利したものの、日馬富士、白鵬には全く通用しなかったのは、やはり未だ実力不足と言うところでしょうか?気になるのはそんな遠藤が早々とテレビコマーシャルに出演していることです。やはり本業でしっかりとした実力を付け誰もが納得する成績を収めないと副業には批判がでるのは止む終えないでしょう。単に話題性だけで起用する企業に問題があるように思いますし、またそれを許す親方の判断にも疑問を感じます。

遠藤の成長は私も期待しているところですが、少し世の中急ぎすぎます。ゆっくり成長を見守りたいものです。

by goi-51 | 2014-05-21 14:57